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2021.05.20

大地の恵みで、体本来の「めぐり」を取り戻す。CLAYDが逆戻しする、自然と人間のリズムが整う世界

with who?

マザーアース・ソリューション株式会社 代表取締役

羽田賀恵

幼少期からのアレルギーや癌を患った経験から自然療法に目覚め、アメリカ薬草学やデトックス法、ローフード食事法、ホメオパシーディプロマを修得。その学びをブログで発信する傍ら、会社員時代の経験や海外在住経験をもとにオーガニックのローチョコレートの製造事業を開始。その後、クレイを使った「温泉を超えた入浴剤」を開発し、『CLAYD(クレイド)』をスタート。現在は、クレイを用いた天然由来成分のマスクやクレンジング、石鹸、マウスケアなど幅広くボディケア商品や、スパを展開している。

目覚ましではなく、太陽の光や鳥のさえずりで目覚めたのはいつ以来だろうーー

人間は本来、自然とともに暮らしていた。今でも、そうかもしれない。
一方で文明や技術の発展により、自然のリズムから外れて生きることも容易くなった。

ふともう一度、自然のリズムで暮らしたいと思ったとき、立ち返るべき場所はどこだろうか。
地球と自分の歩調を合わせていくには、何から始めたらいいのだろうか。

そんなとき、大きな手助けをしてくれるのが、CLAYDのクレイだ。
大地から採れるクレイが、いったいどのようにして整えてくれるのか。

「CLAYDはわたしの使命なんです」と語る代表の羽田さんに、お話を伺いました。

ネイティブアメリカンが代々使い続けてきた、『浄化のクレイ』との出会い

そもそもですが、クレイとはなんなのでしょうか?普段見かける土とは違うものなのでしょうか

いわゆる表層の土は様々な生き物の死骸や植物が腐敗することでできあがっていますが、クレイはさらに大昔にできたものなんです。数千年〜数億年前に火山灰が降り積り、地中で化学変化が起きてできあがった粘土層から採れる粘土がクレイ。そのため、ほぼ全てがミネラルですね。成分が全然違います。

なるほど、成り立ちから違うものなんですね。羽田さんとクレイの出会いのきっかけはなんだったんですか?

きっかけは東日本大震災でした。わたし、化学物質過敏症なんですよ。震災直後東京にいたのですが、普通に暮らしているだけで喉が痛くなったり突然鼻から血が出たりして。目には見えないけれど、放射性物質が本当にここにあるんだと感じていました。実際、屋外に出て空気を吸うと金属の味がすることもありました。

金属の味、ですか?

そうなんです。ちょうど先日チェルノブイリに関する映像を見ていたら、同じことを言っていた現地の方がいたんですよ。実はこのことはずっと人に言ったことがなかったのですが、同じように感じた人がいたんだと。

実際に異変を体感されていたんですね。

そんなとき、ニューヨークでお世話になった自然療法の師匠が「クレイを使うんだ」とメールをくれたんです。「クレイはチェルノブイリやスリーマイル島の原発事故のときにも使われていて、英語で論文もたくさん出ているから調べるんだ」と。するとクレイはマイナスに帯電していてプラスに帯電している重金属を吸着することがわかり、すぐに世界中からクレイを集めたんです。

クレイにも種類があって、産地もアメリカ、中国、オーストラリア、ヨーロッパなど各地にあります。見た目も真っ黒なものから赤いものまでさまざま。それぞれ試していく中で、アメリカ西海岸の砂漠の地下から採れた100%ナチュラルな『モンモリロナイト』を使ったとき、鼻血や喉の痛みがピタッと止まったんです。「このクレイは他と全然違う!」と感じ、多くの人に伝えなくてはと思ってクレイを使ったセラピーを始めたのが2011年4月。それがCLAYDの始まりです。

すぐに目に見える効果が出たんですね。現地の人たちはどんな風に使っているんですか?

もともとネイティブアメリカンの人たちが昔から土地の浄化、病気や怪我の治療などに使っていました。お腹が痛くなるとクレイを水でといて、飲んでいたそうです。実はクレイってアメリカでは食品のカテゴリに入っているんですよ。FDA(註1)ができる前から「飲むもの」と認知されていたからです。

註1:Food and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)

伝統的に使われているものだったんですね。それだけ大切なものを日本で使わせていただくのは大変そうです。

震災直後に採掘者とお話したときは、「アメリカ国内の病気や怪我をした人のために使っているので、国外の人にたくさん渡すことは難しい」と言われました。それでもありがたいことに譲っていただけた分もあって。

それをもとにセラピーをやっていく中で出てきた疑問を彼に聞いたり、彼の本を訳して勉強していくうちにすごく信頼してもらえるようになったんです。特にみなさんにクレイについて伝える際、そもそもクレイとはどんなものでなぜ大事なのか、自然療法とはなんなのかなど必ずお話していたことに強く共感してくれました。

福島第一原子力発電事故があって日本はクレイが必要な状態なんだと彼にもわかってもらえて。日本を含むアジアでの独占販売許可をくれたんです。

大地からの恵みを受け、また自然に還っていく

羽田さんの信頼の積み重ねがあったからこそ、仕入れられたクレイなのですね。

クレイは限りある資源でもあるので、メッセージと一緒に伝えないと大事に使ってもらえないと思うんです。日本はクレイの力をかりないといけない場所だと採掘者の彼が認めてくれたことに、しっかり報いたい。わたしにはその使命がある。小さい頃からアレルギーや化学物質には過敏で、どう対応するかを自分の体で試してきたわたしだからこそ、これまでの経験や体験がCLAYDにつながっているような気がしてならないんです。

点が線でつながったんですね。クレイには限りがあるとのことですが、それについてはどう捉えていますか?

土の中にあったクレイは移動させてしまったら、その場所からはもうなくなってしまいますから、感謝して大切に使わせて頂かないといけません。ただ、CLAYDのクレイは基本的に海に帰っていき、海の中でまた循環してくれます。クレイが移動することで環境のバランスが崩れたりはしません。一方で、クレイは体の循環を整えてくれます。

体の循環ですか?

食べ物や大気汚染などを通じて、鉛や水銀といった体の中に入ってはいけない重金属が入ってしまっています。ただ、体は自然とそういうものを一生懸命、体外に出そうとしてくれるんです。

一般的には80%が便から、残りの20%は毛穴からイオン化して外に出そうとしてくれます。でも、毛穴からだと詰まるんですよ。特に肘や膝裏、顔など皮膚の薄いところから出そうとして詰まり、トラブルになってしまうんです。

クレイはミネラルでマイナスに帯電しているので、プラスの重金属であれば磁石みたいにピタッとくっついて詰まったものを引き出してくれるんですよ。そうして体を健康な元の状態に戻す手伝いをして、循環を整えてくれるのがクレイの大きな効能の1つです。

CLAYDのクレイによる4つの体感。重金属や老廃物を取り去ること以外にも、様々な効果が期待できる。

自然のリズムに体を合わせれば、自ずと循環していく

先ほど循環の話が出てきましたが、CLAYDは”Return To Your True Nature”、「大地の恵みで本来のめぐりへ」をコンセプトに掲げています。True Nature、本来のめぐりとはどういうことなのでしょうか。

体の全ての細胞一つひとつのめぐりがよくなっていけば、体は健康になっていくんですよ。血行をよくして、水のめぐりを整えること。体のトラブルを解決してくれるのって、血行、血のめぐりなんですよね。

じゃあこのめぐりをよくするにはどうしたらいいのか。そもそも体の外で起きていることと、体の中で起きていることってつながっているんですよ。例えば最近は海にマイクロプラスチックが入っているから、飲み水にもプラスチックが入ってきてしまう。動物たちもプラスチックを喉に詰まらせて死んでしまうこともあります。

そして、すでに人間の体内にも飲み水や食品添加物として、このプラスチックが入ってきてしまっている。私たちが環境に対してしたことは、全てそのまま自分に帰ってきます。だから、体の外と内、両方のめぐりをよくしていくことが必要なんです。環境汚染など、めぐりを壊すことをしてはいけないんですよ。

たしかに繋がっていますよね。

すごくわかりやすい話があります。わたしたち人間は平常時、焦らず何もしなければ、1分間に18回呼吸をするそうです。一方、海の波のリズムは、嵐などでない限り、1分間に18回満ち引きを繰り返していて。わたしたちの体と自然のリズムは完全に一致しているんですよ。今度呼吸や波のリズムをぜひ数えてみてください。

人間も自然の一部ですもんね。

自然とつながっているんですよね。だから体のリズムを自然のリズムに戻してあげさえすれば、人もぐるぐるめぐって循環する。わたしの中ではすごくわかりやすいんですよ。

焦ったり不安に思ったりせず、そのままの自分で、体がすでに持っている大いなるリズムを取り戻すだけでいい。その手助けを、CLAYDは提案していきたいなあと。

リズムを取り戻すためには、具体的にどんなことをするのがいいのでしょうか?

まずはお風呂に入って、ゆっくり呼吸をするところから始めよう。そんな想いがあって、CLAYDは入浴剤からスタートしたんです。体の中にある詰まったものを全部出したら、自然とめぐり始めます。体を温めて、血行をよくしていけば、いろんなところが楽になっていきますよ。

人のつながりや温もりを取り戻す。CLAYDの3つのこだわり

CLAYDの商品は手作りでつくられている部分も多い印象を受けました。どのようにしてつくられているのでしょうか?

ものづくりにおいて、こだわっているポイントが3つあります。1つ目はクレイを袋に入れる作業。スプーンで1つずつ、手作業で入れています。クレイって金属に触れると反応して少しだけ効力を失ってしまうため、なるべく金属に触れさせたくないんです。すごく貴重なものなので、少しも無駄にしたくなくて。

どんなスプーンを使われているんですか。

できれば木のスプーンがいいのですが、赤ちゃん向けにも使えるような食用プラスチックのものを使っています。普通のプラスチックだと石油を吸っちゃうからダメなんですけど、食用だと外に溶け出さないようにできているので、クレイでも大丈夫なんです。

なるほど。全部手作業だとかなり気が遠くなりそうですね…。

そうなんですよ。初期のころは自分で入れていたのですが、最近はボリュームも増えてきたので社会福祉法人施設の方々にお願いしています。そこにいらっしゃる方々の技術力がとにかくすごいんですよ。とにかく正確。こぼれたりもしません。

私がやっていたときなんて、途中で袋から漏れてしまったり、袋がちゃんと閉じていないものや量が一定でないものなど、バラつきが多くて…。でも施設のみなさんはほぼ間違いないです。その正確さに惚れ込んでご一緒しています。


YouTube「CLAYDのものづくり | 心を込めた手作業【社会福祉法人施設との連携】」より

こだわりの2つ目も教えてください。

次はパッケージです。デザイナーがすごく面白くて、「この世で初めてのことしかしたくない」と常々言っているような人なんですよ。特に日本の伝統技術や手仕事がどんどんなくなっているのが、とてももったいないと思っていて。どうにか残して伝えていきたいと思っています。

どうして人の手にこだわるのでしょうか。

今の世の中ってあまりにいろんなものが機械化されていて、とにかくみんな一斉に同じことをしていけばいい。その方が効率もいいし、速い。世界はどんどんその方向に進んでいるけれど、どこか人間ではなくなっていくような感じもするんです。自分が人間であることを忘れさせられていくような…。それがすごく怖くて、わたしたちは逆戻しをしたいんですよ。

逆戻し、ですか?

例えば『ONETIME』という商品のパッケージでは、四隅を切って写真を一つひとつはめこんでいます。もちろん全部手仕事で。それはそれはめんどくさい作業だし、ありえないと思いますよね。

それこそが狙いで、手に取った人に「えっ?これ人が手で入れてるよね?」と気づいてもらいたいんですよ。全部人がつくってるんだよ、と。一つひとつのものを大事にしたり、愛でたりすることを取り戻したくて。それが「逆戻し」です。

パッケージの写真には、CLAYDのクレイが採掘されるアメリカ西海岸の砂漠の風景が使用されている。


作り手の存在が見えると、商品を受け取るときの印象も変わりそうですね。

同じ絵のシールをつくって、機械でペタペタと貼ることは簡単にできます。でも、今の速いスピード感じゃないスピードでできたものって、どこか懐かしさがあると思うんです。

そんな懐かしい未来を実現するために、わたしたちは頑なに効率重視ではなく、いくら時間がかかってもやっていこうと。これはCLAYDというブランドが一番伝えたいメッセージでもあります。だからこそ、ちゃんとパッケージで表現したかったんです。

写真の種類がたくさんあるのも、逆戻しの一つなのでしょうか?

まさにこだわりの3つ目は、パッケージの写真です。全部で300種類くらいあって、お店に並んだときに全部違うようになっているんですよ。大自然って何一つ同じものはなく、全部違うじゃないですか。クレイも大自然由来のもので、採れる時期によっても違うし産地が同じでも採掘場所によって色やテクスチャも違います。

一般的には違いがあると規格外となって使わないことが多いと思うんですけど、CLAYDは全部使います。それは自然もそうだし、わたしたちも一人ひとり個性があって違うということをメッセージとして伝えたいからなんです。お客様にもそうだねと納得いただいて、世界に少しでも元に戻ってほしいと思い写真の種類を増やしました。

たしかに、似ているだけであって、同じではないですもんね。

周りの空気を読んで同じことをしなくてはいけないと、多くの人が息をするように自然とそうしているけれど、本来はそんなことしなくていいんだと思うんですよ。みんな違うことを当然のようにお互い認め合うし、自分も違うことを表現する。違うということがどんなに大事で素敵か、CLAYDを通じて伝えていきたいですね。

懐かしい未来を目指して運び続ける、CLAYDのひとしずく

先ほど「懐かしい未来」とありましたが、どういうイメージなのでしょうか。

うーん...、今、いろんなものが分断している。たぶん昔は全部一色たんで、おじいちゃんとおばあちゃんと子ども、みんな一緒にいたり。いろんな職種の人たちが町の中でコミュニケーションをとっていたと思うんです。人と人とのつながりがもっと豊富だった。

未来はすごくかっこよくてキラキラして、全然古臭くないんだけど、根本的にはとても大昔の感覚。それが懐かしい未来のイメージかな。

そんな未来に向かって進むためには、何が必要だと思いますか?

わたし自身そうなのですが、真面目な話だと思ってしまうと必要だとわかっていても、気持ちとしてはやりたくないんですよね。「すごい楽しそう」「めっちゃおしゃれ」とかそういう気持ちの面でしか自分も鼓舞できないし続けられない。そういう人、多いと思うんです。

楽しければ、みんな時間があれば勝手にやってしまう。やると必ず自分の体が健康になるし、顔や肌も綺麗になっていくんですよ。地球環境を守っていけば、その結果はわたしたちの体にも現れる。だから、地球のことをよくすればするほど、みんな幸せになるし健康になることを実感できていくと思うんです。

体の中と外のことはつながっている、という話にも通じますね。

あと、お買い物は選挙と同じだということ。人気になったら値段も安くなって、買いやすくなっていく。ひょっとしたら、いろんなバージョンが出てくるかもしれない。買い物の先にあることを思い描きながら選択することで、いいものはどんどん増えていく。それって一人ずつの力でしか成し遂げられないんですよ。

まずは自分の一歩こそが大事だと。

『ハチドリのひとしずく』という本をご存知ですか?山火事になったとき、森の動物たちはもうダメだと諦めて何もしなかった。でもハチドリだけは一生懸命、一滴一滴水をくべていった。すると火事がおさまったあと、水を運んだところには花が咲いたんです。

一人ひとりの選択は全然無駄じゃなくて、むしろ一人ひとりの力でしかないということをもっと多くの人に知ってもらって、その小さな一つを積み重ねていくことがとても大事。「わたしがこの商品一つ買ったって、世界は変わらないよね」と思いがちだけど、「いや変わるんだよ、それでしか変わらないんだよ」ということを共有していけたら、すごく楽しくなるんじゃないかなあと思っています。



INTERVIEW & TEXT BY TOMOHIRO NAKATATE
PHOTOGRAPHS BY MEGUMI SUKO

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